初心者から始められる「多読学習」
Eri
皆さんは本をよく読みますか?私は、お恥ずかしいことに日本語の本を読むのが大の苦手です。何故嫌いなのかは分からないのですが・・涙 そんな私ですが、英語の本に関しては「多読学習」を続けてこれた不思議な経験があります。
日頃から本を読んでいる方であれば、多読学習を始めるのは簡単ですし、本を読まない人でも負担が少ない方法なのでオススメです。
まず、多読をする上で大事なルールが3つあります。
- 辞書は使わない
- わからないところはとばす(わかるところ繋げて読み進める)
- つまらない場合は、読むのをやめ、次の本へ
教材(本)の選び方
「多読」で検索すると、いろんな多読教材がでてくると思いますが、私がお勧めするのは、難易度が「段階別」になっている Graded Readers やラダーシリーズという英語を母国語としない人向けに作られている英語学習教材です。
レベルは、出版社によって異なりますが 初級(英検4級程度)〜上級(英検準1級程度)までのレベルを 6 – 7 段階に分けて構成されています。
Graded Readers で有名なのは「Oxford Bookworms Library」と「 Penguin Readers → 現:Pearson」が沢山の書籍を出しています。下記は参考までのレベル表です。

画像出典:https://www.pearson.co.jp/catalog/pearsons-graded-readers.php?lang=ja
また、Pearsonでは Pearson Graded Readersの文法とテスト相関表 で使用されている文法項目も確認できます。本の購入はもちろん、レベル分けの英語力目安について、多読方法など細かく紹介されていますので、要チェックです!
自分のレベルに合っているかどうかの確認方法
上の表を確認して、自分のレベルがだいたいどこら変か目安をつけます。
- 本を手にとって、最初の1-3ページをさらっと読む。
- 1つのページに分からない単語が「3つ」以上ないかを確認。(3つ以上あった場合は、1つレベルを下げる)
- 書かれている内容がおおよそで理解できるか確認。(大意が分かる)
- 段々早く読み終えられるようになってきたら、次のレベルの本に挑戦!
Eri
なので、自分の性格も考慮し「語彙」「文法」共に問題がないレベル=継続できること(黄)を優先し、「Level2」からスタートしました。
最終的には「Level6」の本を楽しく読める状態になりましたが、1年くらいぼちぼちと読んでいた記憶があります。スコアUPで考えると遠回りですが、結果的に「速読力」がついたこと、分からない単語があってもあまり気にしないで、全体を把握するスタンスに変わったと思います。
多読の問題点があるとしたら・・
①本を購入するコスト
多読は、沢山本を読むことが必要なので「コスト」がかかります。特に自分のレベルと本のレベルがピンと来ていない間は、本を購入して無駄になるということもありますよね。
ここでお勧めなのが、市町村の図書館、大学の図書館です。図書館によりけりだとは思いますが、英語学習などのコーナーに置いてあることが多いので、是非行ってみてください。
②「楽しい」と感じるかどうか
これまで紹介してきた本は、あくまでも英語教材になるので、本の内容が「楽しい!」かどうかでいうと、普通なのかなと思います。どちらかといえば、「英語で書かれた本を1冊読めた!」という達成感が「楽しい」に繋がっていく感じです。
私が好きだった本を3つ紹介しますね。
Level 5 – 6になりますが、印象に残っている本が何冊かあるので紹介したいと思います。
ラブストーリーで好きだった本
ミステリー系で「え?!」ってなった本

Emergency Murder Level 5 (Cambridge English Readers) (English Edition)
なんだかんだで一番ストーリ性があったような記憶がある本

Dolphin Music Level 5 Upper Intermediate Book with Audio CDs (3) Pack (Cambridge English Readers)
まとめ
「ストレスなく、スラスラ英語を読む」イメージしてもらえましたか。
英語学習を「楽しく」続ける方法は、色々あると思いますが、今回は「多読学習」を紹介しました。知らない間に、多くの英語に触れることができるので「語彙・文法・理解力、速読力」もジワジワと蓄えていけます。
Eri
多読を続ける上では「自分に合ったレベル」であることで、沢山の英語に触れることが「KEY」になるので、段階を踏んで進めていくことがお勧めです。
さぁ〜、美味しいコーヒーと一緒に、ゆったりした環境で、本を読んでみましょう〜!